「ファントム・ゾーン」シリーズのお知らせ
2008~2009年、「ロスト・ゾーン」シリーズとして角川ホラー文庫より刊行されていた樋口明雄先生の作品が、
クトゥルー小説としてパワーアップして帰ってきます!
その名も「ファントム・ゾーン」
まずは、既刊3冊に加筆修正したものを、上下巻の分冊で。
タイトルは『邪神街』(上・下)
あらすじは以下の通り。
《上巻》
〝御影町〟が消えた。人々は信州にあるその〝街〟の記憶をなくし、歴史の記録からさえも消え去るという怪現象が起こっていた。その集団記憶喪失事件の取材を命じられた、オカルト雑誌の女性記者・深町彩乃は、出張中の電車内で少年、藤木ミチルと出会う。東京の親戚の家に遊びに行っていたミチルは、ある日突然、叔母からこう言い放たれた。「あんた、いったいどこの子?」やむを得ず故郷である信州へと戻って来たが、彼が降りるはずの駅が消失していた……。ネタの気配を感じた彩乃は街のことを少年に質問するが、はっきりとした記憶がないという。「ぼく……怖いんだよ。本当はあそこに帰りたくなんかなかったんだ」少年の双眸からポロリと大粒の涙がこぼれ落ちた。彩乃は行き場をなくした少年と行動を共にすることにしたが、それは血塗られた逃避行の始まりでもあった。奇妙な黒衣の聖職者〝司祭〟に狙われるミチル。逃亡する彩乃と少年に、魔物に変貌した人々が襲いかかる。今にも、彩乃が魔物に喰い殺されるという時、突如ロングコートの大男が現れた。「頼城茂志。ミチルの〝守護者〟だ」コートの下からショットガンが取り出された。銃口が魔物に向けられ、落雷の如き炸裂音が響き渡る。彼らは消失した街〝御影町〟に潜入するものの、〝街〟は〝古き邪神〟の一族〝ザイトル・クァエ〟により、人々の畏れを具現化した名状しがたい世界と化していた。そしてミチルは、魔物を斃す存在といわれる〝発現者〟であるがゆえに、〝司祭〟の魔手に捕らわれる。
《下巻》
人々の心にある“恐怖”が“屍鬼”として具現化し、殺戮のるつぼと化した御影町。わずかに生き残ったものたちの命がけの戦いが始まる。その中にはかつての彩乃の恋人の京介もいた。
邪神に対抗できる唯一の存在といわれる“発現者”ミチルを救出すべく、深町彩乃は、“守護者”頼城とともに、生まれ育った町・御影町に潜入する。「これから長い夜が始まる。もう明日という日は来ない」頼城茂志がつぶやく。「二度と朝日を見ることはないのね」「この世界を出ないかぎりはな」
ミチルをさらった司祭も、かつては頼城が守護してきた“発言者”のひとりであった。
だが、200年を生きた頼城の身体はすでに限界を迎えようとしていた。男から女へ、女から男へとその力を託されていく“守護者”。頼城の死をもって、彩乃は“守護者”として覚醒する。
生き残るのは誰か? 光は闇の浸蝕を食い止めることができるのか!?
そして、2017年には待望の書き下ろし新作も予定しています!
タイトル: 『クトゥルーハンター 〈屍鬼狩り〉』
横浜港近くにある店〈CJ’s BAR〉。その二階にある〈深町探偵事務所〉。
女探偵、深町彩乃は腕っ節が強く、街のヤクザたちからも一目置かれる存在。しかし、実は彼女は社会のそこかしこに潜伏し、邪神の復活をもくろむ 屍鬼たちを狩り出して抹殺する闇のハンターだった。
彩乃の相棒は、犬のくせにアル中のウルフドッグ(狼犬)。名はミロドラゴビッチ。もうひとり、〈CJ’s BAR〉で演奏する美貌のピアニス ト、黒沢恵理香は、実はマークスマン級の腕を持つスナイパー。彩乃と恵理香は〈御影町事件〉のあと、クトゥルー・ハンターになるべく、店のマス ター、元傭兵であるジャック・シュナイダーの導きで、三年間、アラスカに渡って、プロから戦闘訓練を受けてきたのだった。
その頃、人体自然発火や、躰じゅうから血液を抜かれた死体など、横浜市内各地で怪事件、異常現象が頻発していた。捜査に当たっていた県警のキャ リア警察官、神谷はふとしたことで闇のハンターの噂を耳にする。
ゆいいつ、邪神の復活を阻止できる〈光の発現者〉、藤木ミチルは、今は大学生。街ゆく女性が振り向くばかりの美青年となっていた。その身辺にも 異常現象が起こり始め、彩乃はミチルに迫った危機の恐るべき正体を知ることになる。
折しも、横浜は開港記念祭に向けて盛り上がっていた。しかしその巨大なイベントにも、ひそかに魔の手が迫る。
”古きものども”の大いなる復活のために、横浜の街が少しずつ魔界へと変貌してゆく……。
刊行予定は以下の通り
『邪神街』上……2016年8月末
『邪神街』下……同年11月末
『クトゥルーハンター 〈屍鬼狩り〉』・・・…2017年1月
「アナタが忘れた町が、どこかにある・・・・・・」
クトゥルー小説としてパワーアップして帰ってきます!
その名も「ファントム・ゾーン」
まずは、既刊3冊に加筆修正したものを、上下巻の分冊で。
タイトルは『邪神街』(上・下)
あらすじは以下の通り。
《上巻》
〝御影町〟が消えた。人々は信州にあるその〝街〟の記憶をなくし、歴史の記録からさえも消え去るという怪現象が起こっていた。その集団記憶喪失事件の取材を命じられた、オカルト雑誌の女性記者・深町彩乃は、出張中の電車内で少年、藤木ミチルと出会う。東京の親戚の家に遊びに行っていたミチルは、ある日突然、叔母からこう言い放たれた。「あんた、いったいどこの子?」やむを得ず故郷である信州へと戻って来たが、彼が降りるはずの駅が消失していた……。ネタの気配を感じた彩乃は街のことを少年に質問するが、はっきりとした記憶がないという。「ぼく……怖いんだよ。本当はあそこに帰りたくなんかなかったんだ」少年の双眸からポロリと大粒の涙がこぼれ落ちた。彩乃は行き場をなくした少年と行動を共にすることにしたが、それは血塗られた逃避行の始まりでもあった。奇妙な黒衣の聖職者〝司祭〟に狙われるミチル。逃亡する彩乃と少年に、魔物に変貌した人々が襲いかかる。今にも、彩乃が魔物に喰い殺されるという時、突如ロングコートの大男が現れた。「頼城茂志。ミチルの〝守護者〟だ」コートの下からショットガンが取り出された。銃口が魔物に向けられ、落雷の如き炸裂音が響き渡る。彼らは消失した街〝御影町〟に潜入するものの、〝街〟は〝古き邪神〟の一族〝ザイトル・クァエ〟により、人々の畏れを具現化した名状しがたい世界と化していた。そしてミチルは、魔物を斃す存在といわれる〝発現者〟であるがゆえに、〝司祭〟の魔手に捕らわれる。
《下巻》
人々の心にある“恐怖”が“屍鬼”として具現化し、殺戮のるつぼと化した御影町。わずかに生き残ったものたちの命がけの戦いが始まる。その中にはかつての彩乃の恋人の京介もいた。
邪神に対抗できる唯一の存在といわれる“発現者”ミチルを救出すべく、深町彩乃は、“守護者”頼城とともに、生まれ育った町・御影町に潜入する。「これから長い夜が始まる。もう明日という日は来ない」頼城茂志がつぶやく。「二度と朝日を見ることはないのね」「この世界を出ないかぎりはな」
ミチルをさらった司祭も、かつては頼城が守護してきた“発言者”のひとりであった。
だが、200年を生きた頼城の身体はすでに限界を迎えようとしていた。男から女へ、女から男へとその力を託されていく“守護者”。頼城の死をもって、彩乃は“守護者”として覚醒する。
生き残るのは誰か? 光は闇の浸蝕を食い止めることができるのか!?
そして、2017年には待望の書き下ろし新作も予定しています!
タイトル: 『クトゥルーハンター 〈屍鬼狩り〉』
横浜港近くにある店〈CJ’s BAR〉。その二階にある〈深町探偵事務所〉。
女探偵、深町彩乃は腕っ節が強く、街のヤクザたちからも一目置かれる存在。しかし、実は彼女は社会のそこかしこに潜伏し、邪神の復活をもくろむ 屍鬼たちを狩り出して抹殺する闇のハンターだった。
彩乃の相棒は、犬のくせにアル中のウルフドッグ(狼犬)。名はミロドラゴビッチ。もうひとり、〈CJ’s BAR〉で演奏する美貌のピアニス ト、黒沢恵理香は、実はマークスマン級の腕を持つスナイパー。彩乃と恵理香は〈御影町事件〉のあと、クトゥルー・ハンターになるべく、店のマス ター、元傭兵であるジャック・シュナイダーの導きで、三年間、アラスカに渡って、プロから戦闘訓練を受けてきたのだった。
その頃、人体自然発火や、躰じゅうから血液を抜かれた死体など、横浜市内各地で怪事件、異常現象が頻発していた。捜査に当たっていた県警のキャ リア警察官、神谷はふとしたことで闇のハンターの噂を耳にする。
ゆいいつ、邪神の復活を阻止できる〈光の発現者〉、藤木ミチルは、今は大学生。街ゆく女性が振り向くばかりの美青年となっていた。その身辺にも 異常現象が起こり始め、彩乃はミチルに迫った危機の恐るべき正体を知ることになる。
折しも、横浜は開港記念祭に向けて盛り上がっていた。しかしその巨大なイベントにも、ひそかに魔の手が迫る。
”古きものども”の大いなる復活のために、横浜の街が少しずつ魔界へと変貌してゆく……。
刊行予定は以下の通り
『邪神街』上……2016年8月末
『邪神街』下……同年11月末
『クトゥルーハンター 〈屍鬼狩り〉』・・・…2017年1月
「アナタが忘れた町が、どこかにある・・・・・・」
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