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7/27『邪神たちの2・26』イベント参加心得!

本日2弾目の日記、

いよいよ明日は7/27は『邪神たちの2・26』イベント!

ということで参加のアドバイスです!

1、サインについて
①サインしていただける本はなんでもOKです。
 本棚に大切にしまってある愛蔵書でも、
 今月出たばかりの菊地先生、牧野先生の新刊を書籍販売コーナーで買ってもOK。
 もちろん、うちの『ダンウィッチの末裔』に菊地先生、牧野先生の両先生にサインをもらうのも可!
 ただし1冊までです><
 為書き(あなたのお名前)も入れていただきたい方は、会場に小さなメモ用紙を準備しますので
 そこに予めあなたのお名前を書いて、本と一緒に先生にお出しください。

②シークレットゲストにもサインしてもらおう!
 HPでは公開していませんが、こちらで公開しちゃいます!
 今回のシークレットゲストは…じゃーん!!!
 山田正紀先生、北原尚彦先生、田中啓文先生です!
 こちらの先生方にサインをお願いするのももちろんOK!
 書籍販売コーナーでも、こちらの先生方の書籍をおいていますので
 この際、ぜひ新刊を買って、サインをお願いしましょう!

③前回3月9日『邪神帝国』復刊記念イベント参加者は「色紙」を忘れずに!
 前回会場で配布した色紙に、さらに先生方のサインをいただけばプレミア度スーパーアップ!
 こちらの色紙は、サイン本とは別にカウントします。
 前回ご参加してない方は、会場でも色紙を100円で販売してますので
 明日から「CMF色紙ラリー」に参加してください!
sikisi1.jpg

 (しかし、私は追加でサインしてもらうスペースがほとんどない…、どないしょ^^;)

2、クイズについて
 昨年12月の『妖神グルメ』復刊記念イベントでやった「見開きクイズ」を今回もやっちゃいます!
 菊地先生の作品3つ、牧野先生の作品3つ。
 見開いたそのページを読んで作品名を当てるクイズです。
 1問でも当たれば賞品が出ます!
 
 菊地先生の作品に正解した方は…
 菊地先生がこれまでのイベントで作られたノベルティグッズ詰合せ
 &昨年の正解者用に準備した菊地先生のプライベート動画です!

 牧野先生の作品に正解した方は…
 『灰頭年代記/ダンウィッチの末裔』の主人公、網浜貞一が
 事件を解決するために集めた記事やメモを書いたノートのコピー…。
 めちゃくちゃ気持ち悪くて怖いっす^^;
amisadamemo (1)

 菊地先生の賞品はもうお持ちという方や、2問目、3問目にチャレンジして正解した方には
 今年発売予定CMF無料進呈券をプレゼントします!
 


3、ノベルティグッズの販売
 会場では以下のものを販売しています。
 ①きくちひどゆき画伯のオリジナルTシャツ(S~XL:男性サイズ)
  各2500円
  女性のMサイズは、販売しているSサイズに当たります。
  サイズは色によって揃ってないものもあります。
  orange.jpg


 ②『ダンウィッチの末裔』、『チャールズ・ウォードの系譜』カバーイラストのクリアファイル
  各500円
  KC460177.jpg
  少数ロットで発注できるところが限られていて、材質の選択ができず、かなりペラペラです^^;
  でも、めちゃくちゃ奇麗です!!
  ぜひ2枚セットでお買い求めください!

 ③ダゴン・ボールペン:500円
  Tシャツと同じ柄のボールペンです。
  Tシャツ買うにはお財布がツライという方のために。
  こちらもとってもかわいいです!
  KC460164.jpg

 ④CMFポストカード全種類:各100円
  書店で本を買った時にポストカードをもらい損ねてしまった方のために。
  一応書店で買われた方の特典なので、有料といたしました。


4、来場者特典

 今回の来場者全員へのプレゼントは、来月発売予定『ホームズ鬼譚~異次元の色彩』に掲載する
山田正紀先生の『宇宙からの色の研究』、北原尚彦先生の『バスカヴィル家の怪魔』と
9月に発売予定の菊地秀行先生の『邪神艦隊』の冒頭2ページを収録したフリーペーパーです!
paper.jpg


5、前日、というか今晩の菊地先生のトークイベントからハシゴでいらっしゃる方へ。

トークイベント会場で、新宿ロフトプラスワンからイベント会場ルノアールまで地図を配布します。
欲しい方は、本日会場でお声をおかけください。
ちなみにこれ↓
新宿ロフトプラスワンからルノワールまでの道順のコピー
(クリックすると拡大)

明け方からイベントまで、どこで時間をつぶそうかという方、
①お勧めはネット喫茶!
足が伸ばせてゴロンとなれるフラットシートのネット喫茶が、近くにたくさんあります!
フリードリンク、ブランケット貸出で5時間1500円しません!
http://mobile-netcafe.com/station/009-%E6%96%B0%E5%AE%BF%E9%A7%85.html

②ネット喫茶は…という方は大浴場施設「グリーンプラザ新宿」でのんびり!
男性にはカプセルホテル、女性には大仮眠室があります。
http://www.hgpshinjuku.jp/index.html

ということで皆様、体調万全でお越しくださいませー!
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本日深夜は菊地秀行先生のトークイベント!

本日深夜12時から、恒例菊地秀行先生のトークイベントです!

実はこのイベント、年に5回、もうずーっと10年以上続いているイベントなんです。
主催は菊地秀行先生ご自身です。
ファンクラブで告知されていますが、どなたでもご参加できます。
ご予約も必要ありません。
今晩、12時に新宿ロフトプラスワンにふらりといらっしゃればOK!
詳細はこちら
http://homepage2.nifty.com/kikuchi-fanclub/ibento.html

トークイベントは毎回「テーマ」があって、
そのテーマの映画のダイジェストを菊地先生が編集して作ってくれます。
そのダイジェストを見ながら、菊地先生とゲストの方が解説してくださる。
今日のテーマは「吸血鬼ドラキュラ」でゲストは石田一先生です!

具体的にどんなイベントなの?ということで前回、5月31日に開催したトークイベントの様子をご紹介。
ちなみに5月31日のテーマは「ホラー」で、ゲストは笹川吉晴先生でした。

オープニングの様子はこちら
0531kikuti.jpg

もう、楽しそうな菊地先生を見てるだけで私たちも楽しくなっちゃいそうでしょ?w

上映した映画のリストはこちら

<ミステリーゾーン>
「墓」
「死ぬほど愛して」

<幽霊と共に消えて>

<怪奇大作戦>
「死者がささやく」

<レイ・ブラッドベリ劇場>
「霊界からの訪問者」
「湖」

「墓」は西部の町で、男たちが肝試しみたいなことに挑戦する話w
一人の男が真夜中にお墓に行くんだけど、突如倒れて死んじゃう。
朝来た男たちは、「コートの裾を踏んで倒れて頭打ってしんだんだろう」と。
こう書いちゃうとなんかマヌケなんだけど、夜の墓場の雰囲気がとっても怖い。

「死ぬほど愛して」はロカビリー歌手がある町を訪れ、
女が歌っていた歌を自分のものにしようとして殺される話。
まずタイトルが怖いと思ったw
そして、かなり初めのほうで、まだ生きているこの歌手の名前が刻まれた「墓」が出てくる。
あと、このお姉さんを口説いて町から連れ出そうとするんだけど
それはいかにも薄情で、「おまえなんか死んでしまえー!」と心の中で言ったら
本当に殺されちゃったw

「死者がささやく」は、仮面ライダーのおやっさんが刑事役で出ていて、
まだ若いはずなのに「おやっさん」だったのに感動した。
そして、「すみこ」という名のはずの女が最後のクライマックスのシーンで
「じゅんこ!」と呼ばれて驚いた。
デジャーブー!とはこのことです。
この台本…もしかして菊地先生が書いたのでは?と思ってしまいました。
(今、打ってる原稿も「王仁三郎」が途中で「王仁五郎」って出てくるし^^;)
きっと台本には「純子」と書かれていたのでしょうね。

そして、
「日本にSFが根付いたのはブラッドベリがいたからだ」という菊地先生の解説の後
「霊界からの訪問者」が始まる。

私はその後の「湖」が大好きでした。
漁師?さんが遺体をあげた時の主人公との会話もよく覚えていて懐かしかったです。
実は映画を観るのは初めてで、
原作では、最後この主人公は新妻に対する愛は奇麗さっぱりなくなったはずなのですが、
映画では、最後まで抱き合って仲良くしてました。
その方が筋として一般受けするのかなー?
それよりなにより!ものすごく驚いたのは!
私、こんなに会話とか細かく覚えているのに
「湖」
だって、全然思ってませんでしたorz

これ読んだのって20年以上前かな…^^;


映画上映の後は、菊地先生のサインタイム。
みんなで並んでサインしてもらっていました。
私もそのつもりだったのですが、この日、実はサインしてもらおうと思っていた本を
玄関に置き忘れてきてしまって(大泣き)!

ということで、トークライブ、とっても楽しいから皆さんぜひ来てくださいなー!
今回私は会場できくちひどゆき画伯のTシャツを売ってますworange.jpg

ジュンク堂吉祥寺店「クトゥルー・フェア」

ただいま、ジュンク堂吉祥寺店では「クトゥルー・フェア」を開催中!

ご協力するきっかけは、新刊『邪神たちの2・26』のご注文でした。
うちからお送りしている注文チラシには既刊本の注文欄があるのですが、
そこにシリーズ全て各冊5のご注文。
そして欄外に担当者の方の文字で「クトゥルー・フェア」開催します、と。
「これはぜひ何かご協力したい!」と思い、色々先生に確認して担当者の方にお電話しました。


私:「クトゥルー・フェアをなさるということですが、ぜひご協力させてください。
   例えば、菊地秀行先生、朝松健先生のサイン色紙とか、全シリーズのサイン本とか…
   何かご要望あるでしょうか?」
担:「両方お願いします!それとPOPをいただきたいのですが…」
私:「他店様はポストカードをPOPにしていらっしゃるのようなのですが、
   別なものがいいですか?」
担:「じゃあ、POPに書名と先生のサインを入れていただくことはできないでしょうか?」
私:「了解しました!そちらもご用意します!」

ということで、先生方にサイン本等をお願いし、納品も完了!
そして昨日、ジュンク堂吉祥寺店様へ行ってきました。

6Fの文芸コーナー、奥の通路の柱にはまずこれ!
柱

おーー!!
ポスターも素敵だけど、色紙も目立ってるじゃないですかー!

中に入ると…ありましたー!
ポストカード

ちなみに、『邪神金融道』、『妖神グルメ』、『邪神帝国』は発売時に希望の書店様にサイン本をご用意しましたが、
『崑央の女王』は今回が初のサイン本です!

上に目を向けると…
本

『ダンウィッチの末裔』、『チャールズ・ウォードの系譜』にはちゃーんと、三人の先生方のサイン入ってます!
dunwitch.jpg

charls.jpg

こちらはサインをいただいている時の菊地先生とくしまち先生です。
Kikuch.jpg

kusimati.jpg

そして、今週末のイベント参加者に配布予定の特典も進呈しました!

paper.jpg

来月発売予定の『ホームズ鬼譚~異次元の色彩』に収録予定の
山田正紀先生の作品、『宇宙の色の研究』と
北原尚彦先生の作品、『バスカビル家の怪魔』と
9月発売予定の菊地先生の書き下ろし新作、『クトゥルー戦記①~邪神艦隊』
の冒頭2ページをそれぞれ収録しています!
表紙のイラストはきくちひどゆき画伯の「ダゴン」(決して、「あ!○○さんだ!」と言わないように!)

そして裏は牧野修先生のイラストつきです!
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ジュンク堂吉祥寺店様での「クトゥルー・フェア」は年内いっぱい開催予定だそうです。
(早期終了もあり!それは皆様次第!)
ぜひぜひ皆様、足をお運びください。

『クトゥルー戦記①~邪神艦隊』

えー、またまた、こそっとHPの刊行企画を更新していたのですが、
菊地先生から新作のプロットをいただきましたので、こちらに掲載します。

↓ここから

太平洋の〈平和海域〉に突如、奇怪な船舶が出現、航行中の商船を砲撃した。
戦時中の日米独英の大艦隊は現場に急行。彼らが見たものは、四ケ国の代表戦艦全ての特徴を備えた奇怪な有機体戦艦であった。
海底に眠る邪神クトゥルーが、ついにわだつみの制覇に乗り出したのか!?
地球の命運をかけてこれに挑むは、アメリカ戦艦ミズーリ、イギリス戦艦プリンス・オブ・ウェールズ、ドイツは不沈艦ビスマルク、そして、我が国は?

一方、帝都東京では、「ダゴン秘密教団」とその暗躍を食い止めんとする出口王仁三郎率いる「大本教」、帝都警察の三つ巴の死闘を演じていた。
連合艦隊司令長官とその奇妙な相棒・山田侍従官をインスマスの住人たちが襲ったとき、これを迎え撃ったものは?
戦いは大空もまた。
次々に討たれる人間界の荒鷲たち。
零戦もP51ムスタングも及ばぬジェット戦闘機Me206"怪"に対抗出来るのは、なおテスト中のロケット戦闘機「秋水」のみ。
ついに訪れた決戦の日、連合艦隊と巨人爆撃機「富獄」は、世界の戦艦(くろがね)とともにルルイエへと向かう。

本日、太平洋波高し!

↑ここまで

菊地秀行先生、初の架空戦記です!

実はちょっと前に先生とお打ち合わせした時に
「今度の作品は本当に難しいんだ。
 “クトゥルー”という架空の存在で読者と距離ができて
 “架空戦記”でまた距離ができる。
 つまり今回は読者との距離が2倍開くから、
 それをいかに自然に埋めるかが重要なんだ」
とおっしゃってました。

それをお聞きして、また私は改めて菊地先生って凄い…!!!
と感動しました><

いつもいつも、こうやって読者との距離を、読者の気持ちを考えてくださる。
もう、私たちどれだけ愛されてるのか…!
あ、すいません、私も入れちゃいました^^;

相棒の名前はまた「山田」なのね、というツッコミはおいといて

『クトゥルー戦記①~邪神艦隊』
(菊地秀行著)

今秋、発艦!


(…予定。とりあえず2章まで仕上がってるそうな)

追記:
言い忘れました。
今度の7/27のイベントで菊地秀行先生の新作『邪神艦隊」の冒頭1ページを収録したフリーペーパーを特典として配布します!ちなみに、このフリーペーパーには山田正紀先生の「宇宙からの色の研究」と北原尚彦先生の「バスカビル家の怪魔」の冒頭も収録してます!

イベントの詳細はこちら!
http://www.soudosha.jp/Cthulhu/event.html
皆さん、ぜひご参加ください。

「CIAの盗聴器にされた猫」

昨日、毎日新聞の「火論:猫は耳を立て」にうちの本が紹介された。

記事引用ここから↓

2001年9月17日の毎日新聞夕刊(東京発行)に「猫スパイ、失敗」という短行の米国発外電記事が載っている。うっかり見落とすぐらい扱いは小さい。

 「9・11」同時多発テロから間もない頃だ。世界はなお騒然とし、紙面の多くはそれに割かれたから、くだんの小記事に関心を払った人は少ないだろう。こんな内容だ。

 米中央情報局(CIA)科学技術部門の秘密文書が公開され、猫に盗聴器を埋めてスパイに使う計画があったことがわかった。計画は実行せずとされたが、CIA評論家は改造猫は実際につくられたとしている−−というのだ。

 それによると、手術で電池と無線盗聴器が埋め込まれ、しっぽにアンテナが仕掛けられた。だが、任務の際にタクシーにはねられ失敗した。

 英紙ガーディアンが報じたところでは、猫はベンチの2人物の話を盗み聞くべく公園のそばで放されたが、数歩で輪禍に遭った。暗号名「アコースティックキティー」作戦は不発に終わった。

 この計画は、米ソ冷戦の緊張が極度に高まっていた1960年代に発案された。

 「歴史を変えた100匹の猫」(創土社、戸嶋芳美訳)の中でこの計画を取り上げた米国人著者サム・ストールは「どう考えてもちょっと頭を疑ってしまうようなものでした」と記している。

ここまで↑

『歴史を変えた100匹の猫』というのは、古今東西100匹の猫の逸話を集めた本である。
ニュートンが飼っていた猫の話や日本の「招き猫」の由来となった猫の話など
猫好きにはたまらない1冊である。

↑「なか見せ」機能で目次なんかも見れます。

猫のしっぽに盗聴器をつけるなんてどれだけ頭が悪いのか、本当だろうかと思っていたが、
2001年の米国発外電にあったのなら本当なのだろう。
しかもそれが9・11テロの直後だというのだから、それこそ「猫の手も借りたい」と思うほど
追い詰められていたのか、と思うしかない。

しかしこの記事を見て痛切に思ったこと!
それは…この本に『ウルタールの猫』が収録されてない!!
ぜひ米国人著者サム・ストールさんにお手紙を書きたいところだ。

「クトゥルー神話の物語がよくわかる本」

先日、こんなコメントをいただいた。

「宜しければ、クトゥルー神話の物語がよくわかる本などをご紹介頂けないでしょうか?」

そして、頭を抱えた。
とても一言では書けないので、このブログはその方へのお返事もかねて書いている。

頭を抱えた理由は「よくわかる本」という言葉である。
その言葉にすぐに浮かんだのは、『入門書』とか『解説』というものである。
分かりやすいその類の書籍が今や何冊も出ている。
でもそれで分かるのは、「クトゥルー神話体系」についてである。

質問者が何を分かりたいのか…、
バックグラウンドが分からないので、どんな答えが適切なのかも定かではない。
もしかしたらTRPGのゲームシナリオを作りたくての質問かもしれない。
それならば、前述の『入門書』とかがいいのだろう。

でもそうではなくて、
単純にクトゥルー神話に興味を持ち
「クトゥルー・ミュトス・ファイルズ」を出している「私」に来た質問なのだとしたら…。
私がまず最初に知って欲しいのは「クトゥルー神話体系」ではなく、
「クトゥルー神話の面白さ、怖さ」である。
これは、『入門書』、『解説書』では決して分からない。

けれど、ここで頭を抱えてしまった。
要望は「よくわかる」である。
つまり質問者はクトゥルー神話が「わかりくい」ということを知っているのである。
ということは、もしかしたらもう『ラヴクラフト全集』などの原典は読んでいるのかもしれない。
その上で「よく分かる」というのであれば…やはり『解説書』を勧めるべきなのであろうか。

でも、もしそうではなく、まだクトゥルー神話を読んだことがなく、
ゲームなどの明確な目的がないのであれば
私は『解説書』から読んで欲しくないと思っている。
それは、クトゥルー神話を創り出したラヴクラフトやその他の作家たちの本意ではないだろう、
と思うからである。
これは私の勝手な思い込みである。
ラヴクラフトなんて、生前は売れずに世を去り、そもそも死んだらおしまいで
死んだ後のことなんて知るわけもない。
知ったとしても、小説だろうとゲームだろうと自分が創り出したものが人々に親しまれるのは
嬉しいに違いない。
でも、小説を書いている時は絶対、
「この小説を読んで人々を怖がらせたい、面白がらせたい」
と思ったはずだと私は信じている。

決して『解説書』を否定しているのではない。
私自身、データとか統計とか、分類とか分析とか大好きで、
好きなコミックの『プレミアムガイドブック』とか出るとすぐに買ってしまう。
もっと言うと、ストーカー体質なので、好きな人の生まれ育った時の様子とか個人情報とか、
昨日の夜ごはん何を食べたか知るだけでハァハァしてしまう。
(あれ、話が脱線した?)
でもやはり最初はその「本質」を好きになって欲しいのだ。
そして今回の質問の対象である「クトゥルー神話」は「分かりにくい」。

私の答えは…
「分かろうとしないでください」

多分、分かろうとしなくても楽しめる作品はたくさんあります。
クトゥルー神話を楽しむにあたって、原作から入る必要も全くないと思っています。
クトゥルー様とか、ダゴン様とか、
いやいや、そんな神様や怪物は一切興味がないけど、「名状しがたい恐怖」とか…。
好きになって、楽しんでいただいたら解説書とかを読んでさらに楽しんで欲しい。

という思いを含めてお勧め4冊です。

妖神グルメ

邪神帝国

『ラヴクラフト全集 4巻』

クトゥルフ神話 超入門

『妖神グルメ』は、古い作品なので描写がレトロなところもありますが、
クトゥルー神話を知らない人でも間違いなく楽しめます。

そしてクトゥルー神話に興味を持ったら…『邪神帝国』。
クトゥルー神話のもつ名状しがたい恐怖が満載です。

そして免疫がついたら『ラヴクラフト全集 4巻』に収録されている『狂気山脈』。
ここまでくれば、もうアナタのクトゥルー世界は無限大!

そして「わかりくい」ではなく、もっと系統だって知りたい、そもそもこれは?と思ったら
「クトゥルフ神話 超入門」。

ちなみに①~③をお手軽にまとめているのが
ダンウィッチの末裔

チャールズ・ウォードの系譜
です。

日本人作家によるクトゥルー・エンターテイメント作品からゲームブックなど入り口は入りやすく、
巻末には原作の冒頭を収録しています。
ここで興味を持ったら原作のラヴクラフト全集へ。

そして脈絡なくて恐縮ですが、個人的なお勧めはコレw
アルハザード

大変ダラダラと長くなってしまいごめんなさい。
ということで以上!
プロフィール

邪神の巫女

Author:邪神の巫女
クトゥルー様にお仕えしています。
クトゥルー様の教えを記した経典作りと宣教に日夜励んでいます。

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